備前焼と花生け

 

備前焼作家さんの個展。

備前焼にありがちなゴツゴツとした重さがなく、軽やかで丹精な表情に興味が沸きました。

 

この作家さんの花器を使った生け花のワークショップもあると知り、そのお花の先生は、何かあるといつもお願いしているnaraの順子先生だったので、これはぜひ行ってみよう!と申し込みをしました。

 

手にとってみた備前焼は想像通り、どの器も本当に軽くて、使い手の立場に立った使い心地。奇をてらったデザインもなく、スッキリとしたフォルムで、ラインの一つ一つがとても美しい。

 

 

お花も自由に生けさせてもらえて、順子先生の相変わらずの可愛らしさとセンスのよさで、楽しいワークショップとなりました。いつも習っている嵯峨御流のお稽古では、花器のサイズや枝葉の長さ、対比、お床にしつらえる位置や敷物に至るまで、すべて計算としきたりの中で基礎基本をガッチリ教えていただいているので、(これはこれで背筋がシャンとして大好きなお稽古です)あまりに自由度が高くてアッサリしていた今回は、返って戸惑ってしまいました。

 

実は展示のお品を誤って割ってしまい、作家の方もお店の方も「いいですよ」と言ってくださったのですが、それではあまりにも申し訳ないので、花器を購入しました。持ち帰ると、玄関のニッチにぴったり収まり、このところお花を飾る余裕が持てていなかったので嬉しくなりました。

ここ3日間、仕事がOFFだったのでかなりリフレッシュできました。

明日から11月。また忙しくなりそう…(とほほ)