2004 Spring


【オープンガーデン】

ごくごく近しい友人だけをお誘いして、初めてオープンガーデンをしました。
パン作りの上手な友人が協力してくれて、ベルギーワッフルとお茶のセットメニューと私の作ったミニ寄せ植えを販売して、ちょっとした自宅Shopも開設。題して「あおぞらカフェ」。あらかじめ予約をしてもらっていたおかげで混みあうこともなく、お天気にも恵まれて楽しい一日となりました。


【芍薬】

接木をしていたボタンの足元から、芍薬が顔を出しました。なんという美しさ!「ふんわり」という言葉がぴったり。ボタンやバラもステキだけれど、同じ華やかさなら私はこんなふうが好き。2004年に開いたお花の中で、一番印象に残りました。どの花も、長い期間がんばってくれて、1つの株が豊かに膨らんで、春はガーデナーへのご褒美季節ですね。


2004 Summer


【レンガのパス~小径~】

初夏には大好きな山アジサイが咲いて、5月・6月が一番うちの庭はにぎやかになります。ハナミズキの花も終わり、シンボルツリーのエゴノキに小さなベルのような花が咲く頃。雨が降ると小さな”ベル”がポツポツとレンガのパスに散り、レンガは小花模様のカーペットになります。コバノズイナも白い楚々とした花を咲かせ、一輪挿しには欠かせないお花の1つ。


【涼】

夏の強い陽射しもかまわず、庭に住む私の相談役:三日月さんはいつも涼しい顔。ハーブのボックセージも元気。これで匂いがよければパーフェクトな顔立ちなのに。パラソルの下で冷たいアイスコーヒーをいただくのが夏の日課でした。


2004 Autumn


【潮害】

秋は相次ぐ台風に見舞われ、潮害に遭ってしまいました。一夜のうちに木々の葉は縮れ、枯れ木のように。(涙)それでも根は生き続け、やがて新しい芽を吹きました。その新芽も大きくなり紅葉をして、落葉。ひとサイクル分、余分に回ってくれたのでした。自然の脅威と逞しさに脱帽。


【球根】

秋に忘れてならないのは球根の植付け。私は嫌なことがあると、黙々と球根を植えます。植えた時には地上部には何にもないけれど、芽を出し花咲かせる頃には、きっと何もかも、前向きに進んでいるはず、そう信じて植えます。そして、毎年その思いに応えてくれる球根たち。絶対、植物は人の心を分かっていると思う!


2004 Winter


【冬眠】

宿根草ばかり植えているので、冬はすっかり地上部はもぬけのカラ。でもそんな庭もいいなと思えます。よーく庭を観察してみると、そこここへ春への準備をしている子たちを発見できます。寒肥をするのは、何も言わずに私に何かを教えてくれる植物への感謝の気持ち。


【お客さま】

庭に米ぬかを撒くようになって、鳥のお客さまが激増。スズメとヒヨドリがその多くだけれど、心待ちにしているのはメジロ♪バードバスにミカンを置いておいたら、つがいで訪問してくれました。お部屋も用意はしているけれど、こちらはあまりお気に召してくれません。大好きな水仙ティタティタにはこの冬、ずい分楽しませてもらいました。